伝説の地の物語に触れる
朝、カーテンを開け放った窓から、オレンジ色の太陽がゆっくり上っていくのを眺める。新しい一日の最高のスタート。
澄んだ空気の中、ホテル前の市民の森の中にある『みそぎ池』まで往復30分ほど軽くウォーキング。ここは国生みの神・イザナギノミコトが、妻のイザナミノミコトを追って行った黄泉の国の穢れを祓うため、みそぎを行ったと伝えられる池。このような神話にまつわる場所が多いのも、天孫降臨の地・宮崎ならでは。
ホテルに戻って1階の『パインテラス』で朝食。和洋の多彩な朝食メニューをビュッフェスタイルで供している。
伝説のゴルフコースでプレー
午前中は名門『フェニックスカントリークラブ』でのプレー。このコースが日本のゴルフ界の国際化に果たした貢献は計り知れない。洋芝を揃え、総額5,000万円という45年前としては破格の賞金を準備して「ダンロップフェニックストーナメント」をスタート。世界の名ゴルファーが続々と参戦し、ジャンボ尾崎の3連覇やタイガー・ウッズの活躍など、数々のドラマが展開された。
ホールスタート前にクラブハウスで評判のコーヒーを一杯。地元の知人らと回ったハーフラウンドは、松林の天然のハザードと高速グリーンに苦戦しながらも善戦。忘れ得ぬ思い出がまた一つ増えた。
プレーで火照った体を冷まし、エネルギーをチャージするため、フィットネスクラブ『ジ・オーシャンクラブ』へ。目当ては高気圧酸素カプセル。1時間の体験後は気分爽快。あるいは、場合によってはスパでリラックスも悪くない。39階の『バンヤンツリー・スパ』は、世界的スパブランドの施術を受けられる日本で唯一の場所。「ハイタッチ・ローテック」がモットーの秘伝のトリートメントに身を委ね、至福の時間を満喫できる。
新しく加わったシーガイアの看板スポット
滞在を締めくくる食事は『リストランテ・アルコ』で取ることに。日本のイタリア料理界の第一人者、落合務シェフ監修の王道イタリアンである。ランチもディナーも、自慢の料理をプリフィックススタイルで提供。そのメニューの豊富さは目移りするほど。中には佐土原茄子や宮崎牛といった名前が並び、こちらも宮崎の豊かな食材を生かした美味が魅力。海の幸を中心に堪能した。
休息を締めくくる、ひとりだけの時間
出発までの時間を『風待ちテラス』でゆったりと過ごす。まずはカウンターで、地元の焙煎店「なかはら珈琲工場」の4種の豆から選べるハンドドリップコーヒーを注文。シーガイアでは、こだわりのコーヒーが各種飲めるのも見逃せない点。
コーヒーでゆったりとした時間を楽しんだら、奥の『レタールーム』へ。アンバサダーの山下茂男さん曰く「ビジネスパーソン数名が会議の合間に訪れ、夕食で離れる以外、閉館時間までずっといらっしゃったことも。本格的な画材やスタンプを揃えていることもあり、皆さん、思わず熱が入るようです」。久しぶりに万年筆を握って旅の思い出を記し、海外に住む友人に投函した。次回は妻と100%バケーションステイに訪れるのもいいだろう。
仕事に、遊びに、リラクゼーションに、短くも濃密なひと時を愉しんだ今回の滞在。これもエリア内に多彩な施設を擁するシーガイアだからこそ実現できたこと。ビジネスとバケーションを無理なく、そして効率よく両立できるリゾートとして、今後ますます注目度が高まるのではないだろうか。
開業25周年を迎えるシーガイアの限定ステイプラン
大規模リニューアルの完了とともに、開業25周年を迎えるシーガイア。その進化した多彩な魅力を満喫できるお得な宿泊プランが誕生した。極上のホテルライフを手頃に味わえる、絶好の機会といえるだろう。
「シーガイア25周年記念ステイ」
■期間:2018年12月29日(土)まで
■料金:クラブフロア2万5000円(1人/税・サ込)
*1日5室限定。1泊2食付き
詳しくは25周年特設WEBページでご確認ください。
https://www.seagaia.co.jp/special/25th/
問い合わせ情報
フェニックス・シーガイア・リゾート
宮崎県宮崎市山崎町浜山
TEL: 0985‐21‐1111
text:Fumihiro Tomonaga
photograph:Masahiro Miki