エグゼクティブから支持を集める理由は“プライベート感”

以前、この「仕事力が上がる! ホテル活用術」で<高級ホテルのジムを体力・人脈づくりに活かす方法>という記事を書いたところ、読者から反響が得られ、ホテルジムへの関心度の高さがうかがえた。そこで、今回はスパ&フィットネスの施設とサービスがトップクラスと評判の「パーク ハイアット 東京」のスパ オペレーション マネージャーからのヒヤリングも交えながら、厚く支持される理由に迫りたい。

健康管理やストレスマネジメントに気を遣うエグゼクティブにとって、スパやフィットネスは身近かつ有益だろう。特に高級ホテルの施設ともなると、利用者が会員もしくは宿泊ゲストに限られるし、ホスピタリティ豊かなスタッフが揃っているので、プライバシーが守られるという安心感がある。

パーク ハイアット 東京のスパ&フィットネス「クラブ オン ザ パーク」に入館できるのは、クラブ会員と宿泊ゲスト限定。そのせいか、実際に館内をめぐってみても落ち着いた空気が流れている。

「現在、会員数は600名ほど。経営者などエグゼクティブの方々がご入会されていますが、皆様、当施設が限定された方のための空間となっていること、プライベート感を気に入ってお選びくださっている印象があります」(「クラブ オン ザ パーク」スパ オペレーション マネージャー・吉冨志保さん)

「クラブ オン ザ パーク」があるのは、地上180mの高層階。専用エレベーターを使わないとアクセスできない造りだ。都会の喧騒から完全に遮断された、オアシスのような雰囲気も、人気が高い理由なのだろう。

一流のホスピタリティと充実した施設を一挙両得

「クラブ オン ザ パーク」で目を見張るのは、何と言っても施設の充実ぶり。45階にはスパ施設、47階にはフィットネス施設があり、その総床面積は2100平米と都内最大級の広さを誇る。「クラブ オン ザ パーク」の具体的な施設内容は以下の通り。

豪華さと清潔感を兼ね備えた、広々サイズのジャグジー
ドレッシングエリア

【45階】
・クラブ オン ザ パーク 受付
・7つのプライベートトリートメントルーム
・ジャグジー
・ドライサウナ
・スチームサウナ
・冷水プール
・360度ボディシャワー
・マッサージルーム
・リラクゼーションラウンジ
・ロッカールームとドレッシングエリア

プールサイドに設けられたスタジオにはマシンがずらり。高層ビルを見下ろしながらのワークアウトに気分も上がりそうだ

【47階】
・スイミングプール(20m×8m)
・アスレチックジム
・エアロビクススタジオ
・プールサイドラウンジ

「会員限定ですので、お好きなように、ご自分のペースでマシンを使ったり、泳いだりしていただけます。超繁忙期を除いては、週末でも、混みあってお待ちいただくということはほぼありません。また、施設の利用は16歳以上の方に限定していますので、ワークアウトに専念していただけるはずです」(「クラブ オン ザ パーク」スパ オペレーション マネージャー・吉冨志保さん)

「クラブ オン ザ パーク」の強みは施設の充実ぶりだけではない。そこに一流ホテルならではのホスピタリティが掛け合わされていることだ。それを物語るのが“ウォッシュ&キープサービス”。個人ロッカーを契約し、同クラブ推奨の水着を購入した会員に向けたもので、水着を使用した後に所定の場所に置いておくと、洗って乾かし、ロッカーに戻しておいてもらえるのだ。

「もちろんレンタルのアイテムもご用意していますが、水着は直接肌に付けるアイテムですし、ご自分のものを使いたいというゲストの方は多くいらっしゃいます。そこで10年ほど前からスタートし、ご好評をいただいています」(「クラブ オン ザ パーク」スパ オペレーション マネージャー・吉冨志保さん)

濡れた水着を持って帰るのは意外と面倒なもの。ちょっとした気遣いではあるが、こうした付加価値を提供できるのも、「クラブ オン ザ パーク」の魅力であり、それゆえにエグゼクティブから信頼されるのだろう。

クラブの会員同士が交流できるプログラムも多彩

フィットネスクラブでは会員同士のコミュニケーションを図るために、イベントなどを催すことがある。「クラブ オン ザ パーク」では、会員向けにゴルフコンペやメンバーズパーティ、ウォーターバレーボール大会などを定期的に実施しているそうだが、その内容が実に手厚い。

「ゴルフコンペは名門クラブで行います。パーク ハイアット 東京から貸切バスで出発しますので、プレイ後、心置きなくお酒をお召し上がりいただくことも可能です。タイミングに応じて、シェフやマネージャーも参加いたしますので、ホテルの中とは一味違ったコミュニケーションもお取りいただけるのではないでしょうか。また、メンバーズパーティは毎回趣向を凝らして開催しており、ある年は“ヴェネチアンカーニバル”、また別の年は“フレンチピクニック”など、テーマに沿ってお楽しみいただきました。こうしたイベントを通して(個人的に)交流の輪を広げられるメンバーの方もいらっしゃるようにお見受けします」(「クラブ オン ザ パーク」スパ オペレーション マネージャー・吉冨志保さん)

最初から人脈づくりのためにスパやフィットネスに通おうとする人は稀だろうが、結果的に意気投合して新しい人間関係を構築するのは悪いことではないはずだ。

ちなみに、「クラブ オン ザ パーク」の入会金は200万円、保証金は300万円、年会費が30万円。都内のホテルではトップクラスだが、スタートして25年になるいまも入会希望の問い合わせは、後を絶たないという。クラブ会員や宿泊ゲストでなくても体験できるトライアルを実施することもあるので(下記参照)、検討してみるのもいいかもしれない。

パーク ハイアット 東京からの素晴らしい眺望。晴れて空気が澄んだ日には富士山も眺められて、非日常的な気分を味わえる

宿泊ゲスト&クラブ会員でなくても「クラブ オン ザ パーク」に入館できるチャンスが!

パーク ハイアット 東京のスパ&フィットネス「クラブ オン ザ パーク」に入館できるのは、通常、クラブ会員と宿泊ゲストに限られているが、実はスパ体験用のプログラムがある。「パーク シエスタ」というデイスパオファーを利用すれば、90分のスパトリートメント(6種から1種を選択)、スパ施設の利用(トリートメントの前後1時間)、オリジナルのダイニングメニュー(3種から1種を選択)を体験できるのだ。エクスクルーシブな空間で得られる極上の寛ぎは、心身を清々しくリフレッシュさせてくれることうけあい。この機会に、「クラブ オン ザ パーク」のホスピタリティをご自身の肌で感じてみてはいかがだろうか。

「パーク シエスタ」
適用時間:午前9時~午後5時(トリートメント受付時間)
料金:3万5000円(税サ込)
※スパトリートメントが60分のプログラム(3万円)の用意もある。

45階にあるトリートメントルーム。窓の外には都庁をはじめ新宿副都心の高層ビル群が広がる
デイスパオファー「パーク シエスタ」に含まれるオリジナルダイニングメニューの一例
問い合わせ情報

問い合わせ情報

パーク ハイアット 東京「クラブ オン ザ パーク」
住所:東京都新宿区西新宿3‐7‐1‐2 45階
TEL:03‐5323‐3434(直通)


text:Mio Amari