ロレックスの「デイトジャスト」といえば、1945年に発表された世界初の日付表示機構搭載の自動巻き防水クロノメーターである。53年には3時位置の日付表示窓部分にサイクロップレンズを使用して数字を拡大して見せ、さらに56年には午前0時ジャストに瞬時に日付表示が切り変わるなど、他ブランドを寄せつけない進化を見せた。タイムピースとしての実用性、信頼性を極めんとして革新に次ぐ革新、改良に次ぐ改良を続けてきたのがロレックスだ。

「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 36」の新作もケースサイドとラグのデザインがブラッシュアップされている。特筆すべきは、キャリバー3235が搭載されたこと。瞬時に日付が変わる日付表示機構を搭載した自動巻き。COSCよりも厳しい、独自の自社認定基準をクリアしたロレックス高精度クロノメーターだ。100m防水で、パワーリザーブは約70時間というのも頼もしい。

精度、パワーリザーブ、耐衝撃性と耐磁性、信頼性……これらすべての点において、時計製造技術の最先端に位置する1本だ。このたゆみない進化こそ時計製造の王道だろう。

問い合わせ情報

問い合わせ情報

ロレックス

edit & text:d・e・w
photograph:Shoichi Kondo