神戸・三宮の地で創業して110年以上の歴史を有するカミネ トアロード本店。昨年、エントランスにパテック フィリップの壁時計が設置され、老舗の新しいシンボルとして親しまれています。今回は、同店次長の桝田卓哉さんに年代別の出世を後押ししてくれる時計を聞きました。

▼30代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
パネライ「ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック アッチャイオ-42MM」

ステンレススティールケース。ケースサイズ42×42mm。自動巻き。カーフ・ストラップ。70万円(税別)

■パワフルでありながらすっきりと収まる

パネライ特有のクッションケースには、優しい雰囲気と力強さが共存します。従来のシリーズに比べ、薄型に仕上げられた「ドゥエ」シリーズは、手元にすっきりと収まり、スーツスタイルを上品に演出してくれるフォルムが特徴です。

20代で多くの経験をして自分の考えや仕事に対して自信がつき、これから多くのビジネスチャンスが訪れて判断力も求められる年代。そんな30代のビジネスパーソンに、こなれた洒落っ気と力強いパワーを与えてくれる時計だと思います。

▼40代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
カルティエ「サントス ドゥ カルティエ ウォッチ」

ケース、ブレスレットはステンレススティールケース。ケースサイズ39.8×47.5mm。自動巻き。ネイビーブルーのカーフ・ストラップが付属。74万円(税別)

■臆することなく挑戦し続ける現代の“サントス”へ

飛行家の友人アルベルト・サントス=デュモンのために、ルイ・カルティエが腕に着ける時計として初めて制作したモデル。2人の友人関係は「先見性」でつながり合っていたというバックストーリーも魅力的で、新たなチャレンジが求められる40代のビジネスパーソンにぜひお薦めしたいモデルです。

モデルが誕生した1904年から115年経過してもなお色あせないデザインに、意外にも今年初めてブルーのダイヤルが登場しました。深みのあるブルーはインテリジェントな雰囲気を醸し出します。メタル・ブレスレットとカーフ・ストラップを自身で付け替えることができるため、ビジネスのあらゆる場面で活躍すると思います。

▼50代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
パテック フィリップ「カラトラバ 5296」

18Kホワイトゴールドケース。ケース径38mm。自動巻き。アリゲーター・ストラップ。295万円(税別)

■古典を踏まえればこその気品で貫禄を示す

ケースの純粋な造形美が、ラウンド形腕時計の古典としても、またパテック フィリップのスタイルを象徴するモデルとしても世界的に知られている「カラトラバ」。このモデルは文字盤にあしらわれたシュマン・ド・フェール(注:フランス語で線路の意)タイプの目盛りが特徴で、カラトラバの中でもデザイン性が高いモデルです。

経験や人脈を身に付け、社会的立場も上がる50代のビジネスパーソンに薦めるならば、決してこれみよがしでなく、シンプルでさりげない気品を漂わせるこのクラシカルな時計に並ぶものはありません。

問い合わせ情報

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カミネ トアロード本店
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町3‐1‐22
営業時間:10時30分~19時30分 無休

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