1~5階で正規新品を取り扱うほか、B1階にはユーズド品もそろえるBEST新宿本店は、ウォッチコーディネーター資格認定者やブランド専門担当スタッフが多く、時計選びを丁寧にサポートしてくれます。都内屈指の規模の同店を取り仕切る店長の前川真二さんに、各年代にふさわしい出世ウォッチを挙げてもらいました。
▼30代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
IWC「ポートフィノ・オートマティック」
■シンプリシティーの魅力、引き算の美学を知る
30代といえば社会人としても一人前へと移行するころ。センスを磨いて良い判断力も付けなければならない年代のビジネスパーソンには、IWCの「ポートフィノ」をお薦めします。
無駄を省いたシンプルなデザインは浮ついた感じがなく、自分自身の気持ちも本物志向へと高まっていくと思います。
▼40代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
ブレゲ「クラシック 5177」
■クラシシズム特有の品格が人となりを語る
40代になると、相手の信頼を得るような落ち着いた装いが好ましくなるでしょう。
38mm径という控えめにも取れるサイズにエレガンスを宿すブレゲ「クラシック 5177」は、高級時計の伝統を受け継ぐブレゲの歴史が感じられるうえ、クラシックデザインの代表格でもあります。人格や身だしなみが問われる40代にはぴったりの時計です。
▼50代のビジネスパーソンの出世ウォッチ:
H.モーザー「エンデバー・スモールセコンド」
■奥深い色みが、男の懐の深さを示すよう
車やグルメ、そしてファッションなど、あらゆる分野で良いものを知り、経験も増え、成熟し始める50代。さらにこだわって腕時計を身に着けるとしたら、H.モーザーの「エンデバー・スモールセコンド」も選択肢の一つです。
その理由はこのブランド特有のダイヤルの美しさ。古典的要素もあり深みがあり、さらにさりげない色気も漂わせるフュメダイヤルは、上質を知る50代男性をさらに輝かせてくれるでしょう。
text:d・e・w