「クラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395」
――ブレゲ
ブレゲ「クラシック」は進化する

言うまでもなくトゥールビヨンはアブラアン‐ルイ・ブレゲが発明した複雑機構だ。画期的な機構の数々を発明し、時計の歴史を2世紀早めたといわれる天才ルイ・ブレゲのスピリットを受け継ぐブレゲ・ブランドとしても、トゥールビヨンは第一人者としての自負を持つ技術である。

今年の新作「クラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395」は、ルイ・ブレゲの活躍した時代の懐中時計の雰囲気を引き継ぐ最もクラシックなコレクションである「クラシック」シリーズにこのトゥールビヨンを搭載した。それも厚さわずか3ミリという薄型である。自動巻きトゥールビヨン・ムーブメントとしては世界最薄の一つ。薄さを実現するために自動巻きの巻き上げローターを地板外周に置くペリフェラル式を採用。その結果、ケースの厚さが7.7ミリとエクストラフラットのトゥールビヨンモデルとなった。

ともにケース径41mm。自動巻き。アリゲーター・ストラップ。今秋以降発売予定。(右)Pt 。2605万円。(左)18KRG 。2439万円(ともに予価)

全面スケルトン化でメティエダールの美

さらに特記すべきは全面スケルトン仕様の工芸品的な美しさを誇るモデルとなっていること。ブレゲ針、ブレゲ数字など意匠の面でもその名を残すほど、ルイ・ブレゲは技術面のみならずエステティクスにおいても優れていた。「クラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395」はブレゲ初の全面スケルトン化され、エングレービング、ギヨシェ彫り、面取りが施され、芸術的なメティエダールの逸品に仕上がった。卓越した時計技術と見事な工芸美の融合――これ以上にブレゲ的な時計はあるまい。

「Classique Tourbillon Extra‐Plat Squelette 5395」

チタン製キャリッジのトゥールビヨン。厚さ3mmの極薄ムーブメント。自動巻きトゥールビヨンとしては世界最薄の一つ。ケース厚は7.7mm。ムーブメントの50%を抜くスケルトン加工とギヨシェ彫りなどの装飾でメティエダール的工芸美を実現した。Ptモデルにはローズ仕上げ、RGモデルにはグレー仕上げのムーブメントを搭載。

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