スーツに合わせるスポーツウォッチは、差し色を上手に使う ＃5 ISHIDA表参道

180坪ワンフロアという贅沢なスペースでおよそ40ブランドを取り扱う「ISHIDA表参道」。店長の鈴木一弘さんは「ドレッシーでエレガントなスポーツウォッチなら、ビジネスシーンでも全く問題ありません」と太鼓判を押します。選ぶ際の注意点を聞いてみた。

［ケース］
ジャケットやシャツの袖口との兼ね合いを考え、大きさは直径44mmくらいまで、厚さは15mm以内が望ましいでしょう。時計そのものが主張しすぎないよう、大きさ・厚さを重視し、ケース形状はあまり気にせずとも良いと思います。

［素材］
SSポリッシュケースにラバーベルトがラグジュアリーな雰囲気を醸し出すように、時計本体とベルト、それぞれの素材の組み合わせが重要だと考えています。

［デザイン］
外装はあまりゴツゴツし過ぎないものが良いと思います。シャツやスーツの袖を傷めますので。薄型であればシースルーのダイヤルもエレガントに着けこなせます。

［色］
時計そのものの主張があまり強いものでなければ、オレンジやグリーンといった色も差し色に良いと思います。さりげなくビジネスシーンで自分のラッキーカラーを取り入れるのも良いですね。

［機能］
クロノグラフ、ダイバーズも着用可能です。クロノグラフでもすっきり顔はありますし、ダイバーでも厚さを抑えた製品が出ています。

［その他］
時計そのものが主張しすぎないよう、まずは大きさ、厚さの見極めが重要だと思います。次にケース素材とベルト素材の組み合わせをご確認ください。

IWC
「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」（IW390502）

直径43.5mm、厚さ14.1mmと、条件に挙げたケースサイズに迫るクロノグラフ。ケース、ベゼル形状は袖口を傷めることなく、ビジネスシーンにふさわしい上品なシルバーダイヤルに、赤いクロノグラフ秒針が差し色として映えます。カジュアルに振り切ることのない、スポーティーとラグジュアリーを兼ね備えた一本です。