A.ランゲ&ゾーネやオーデマ ピゲなど、それまで北海道の正規販売店では取り扱いのなかったブランドをそろえ、道内の時計愛好家たちから支持を集める「ISHIDA N43°」。「スポーツウォッチは時としてビジネスにプラスに働きます」と話す下田洋司店長。そのセレクトのポイントは非常に参考になります。

Q1.オン・ビジネスで着用するスポーツウォッチを選ぶ際のポイントは?

[ケース]
自身の体型やイメージに合った大きさ・厚さを選ぶことが重要です。形状も手元だけカジュアルになってしまうことのないよう、主張しすぎないフォルムの時計がお薦めです。

[素材]
ビジネス上のさまざまな場面を想定すると、ケース素材はステンレススティールが最もお薦めです。ベルト部分はメタルブレスレットでもレザーストラップでもお好みで良いでしょう。樹脂素材はカジュアルな印象になりがちなので、避けたほうが無難です。

[デザイン]
ビジネスシーンではあまり主張しすぎないデザインであることが重要ですが、多少なりとも個性を出したい部分です。単なる丸形や角形ではなく、何かしらのアクセントがあるデザインは、着けている方のセンスを感じさせます。シースルーダイヤルはエグゼクティブと呼ばれる層の方が着ける分には問題ないかと思いますが、一般的なビジネスマンが着けるには装飾性が強くなりすぎる恐れがあるので「オフ用」と考えたほうが無難でしょう。

[色]
個性の強い色味のものは、カジュアル感が強くなるので注意が必要。また、スーツなどのコーディネートも難しくなり、TPOをカバーする汎用性にも欠けるのでビジネス向きとは言えません。

[機能]
シンプルな3針モデルが最もオーソドックスで落ち着いた印象にまとまります。また、海外出張が多いビジネスパーソンが、GMTなど実用的な機能を備えたモデルを着用していると、より魅力的に見えてきます。もちろんクロノグラフやダイバーズも差し支えはありませんが、これらのモデルはサイズが大きくなりがちなので、試着を行い、どう見られるかを慎重に検討してから購入するのが良いと思います。

[その他]
「カッコよさ」だけで選んでしまうと使用範囲が制約されてしまう恐れもあります。オン・ビジネスで着用することを前提にスポーツウォッチを選ぶ際は、そこにプラスして「スマートさ」や「知的さ」、「謙虚さ」などの印象も兼ね備えたデザインのものを選びましょう。

Q2.貴店のイチオシのモデルを教えてください。

ユリス・ナルダン
「マリーン クロノメーター」(1183‐126‐7M/40)

ケース、ブレスレットはステンレススティールケース。ケース径43mm。自動巻き。123万円(税別)

100m防水のスポーツウォッチながら、ダイヤルのデザインや素材感、ケースの形状などからはクラシックテイストが漂い、さわやかさや軽快さだけでなく、エレガントさや落ち着きも醸し出す、ビジネスパーソンには最良の雰囲気。メタルブレスタイプは、より高級感と実用性を備えています。

問い合わせ情報

問い合わせ情報

ISHIDA N43°(ノース・フォーティースリー・ディグリーズ)
住所:北海道札幌市中央区大通西5‐1‐1
電話:011‐200‐4300
営業時間:11時~20時
火曜不定休


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