クルマ＆クラブシーンへとエル・プリメロ・ワールドが拡大　ブランドトップの新作プレゼン【ゼニス】

【プレゼンター】
ジュリアン・トルナーレ氏
ゼニスCEO

1月にドバイで開催されたLVMHウォッチウィークで、女性向けの新しいコレクションが大きな成功を収めたことは喜ばしい。

メンズでは「デファイ エル・プリメロ21」のコレクションから発表した二つの特別モデルが好評を得た。一つは高級車ブランド、ランドローバーとのコラボレーション・モデル、もう一つが世界的なテクノ音楽のDJであり、ゼニスのブランドフレンドであるカール・コックスのために製作したモデルだ。

特に後者は、われわれの類まれな創造性を発揮した自信作と言っていい。時刻用が毎時3万6000振動でクロノグラフ計測用が毎時36万振動という高い周波数（精度）、フルカーボンケースの優れた素材、そして軽量で快適な着け心地という、ゼニスのDNAが凝縮されたモデルになっている。

今年はさらにゼニスらしいサプライズを用意している。それが「クロノマスター リバイバル シャドウ」だ。われわれの基幹キャリバーであり、高振動クロノグラフの名機として名高いエル・プリメロが誕生した1969年のケースデザインに現代的な趣向を凝らし、内部には伝説的なキャリバーを積んだもの。クロノグラフの限界に挑んだ肝いりのモデルになる。ぜひ期待してほしい。

テクノDJ、カール・コックスとのコラボレーション・モデル。ケースはフルカーボン製。時分針やインデックスのほかベゼルにもカーボンの模様に合わせて蓄光塗料が塗布され、暗闇でミステリアスな光を放つ。2つの脱進機を搭載し、時刻表示用は毎時3万6000振動、クロノグラフ用は毎時36万振動の高精度を有する。

オフロードカーの名車、ランドローバー・ディフェンダーの新型車の発表に合わせて製作された限定モデル。マイクロブラスト仕上げのケースとダイヤル、さらにストラップまでグレーで統一。ケース内部には毎時36万振動という高振動を有し、100分の1秒の計測が可能なクロノグラフを備えたエル・プリメロ・キャリバーを搭載する。タフで機能的でありながら優雅さもあり、新型ランドローバーの世界観を彷彿とさせる。12時位置にはバータイプの動力残量計が備わる。