東京有数の一等地、銀座四丁目の交差点から新橋方面に歩くこと数分、左手に見えてくる白いビルがスウォッチ グループの日本での本拠、ニコラス・G・ハイエックセンターだ。スウォッチ グループに属するブランドのブティックが各フロアに配され、それぞれ専用のエレベーターで入店する。一つのビルでありながら独立したブティックのようなつくりがユニークだ。設計者は日本を代表する建築家、坂茂。
その4階にあるのがブランパン ブティック銀座である。ブランパンのブティックとしては日本で最大の売場面積を有し、ブティック限定などの特別モデルも充実。また、ニコラス・G・ハイエックセンターにはカスタマーサービスも設けられているため、購入後のアフターケアの面でも安心だ。
ブランパン ブティック銀座
東京都中央区銀座7‐9‐18 ニコラス・G・ハイエックセンター4階
03‐6254‐7233
ダイビングウォッチの名作に大人向きの新色が登場
今年、ブランパンの有名なダイビングウォッチ、「フィフティ ファゾムス」から2つのニューモデルが登場した。いずれも、ほうび時計と呼ぶにふさわしい特別感を備えているため、その2モデルから紹介しよう。
まずは、「フィフティ ファゾムス バチスカーフ フライバック クロノグラフ」。信頼性の高い垂直クラッチ、コラムホイール式のフライバック・クロノグラフを備えるモデルの新色で、グリーン・バージョンとなる。優しげな濃淡を描くサンバースト仕上げのダイヤルの美しさは特筆もの。全体に落ち着きのあるダークなグリーンなので、オンタイムのジャケットスタイルにも合わせられる。常日ごろから海を感じていたい大人に格好のダイビングウォッチだ。
このテイストは新鮮! デザートカラーの限定モデル
もう一つのニューモデルが、「フィフティ ファゾムス バチスカーフ デイ・デイト デザート エディション」。最大の魅力は「フィフティ ファゾムス」初となるデザート(砂漠)カラーをあしらった点だ。サンバースト仕上げのサンドベージュダイヤル、ダークブラウンのセラミックインサートベゼル、そしてダイヤルと同系色のセイルキャンバス・ストラップと、一見ダイビングウォッチと思えないサファリテイストのようなカラレーションが新鮮に映る。
ブランパンと砂漠とは、ブランパンと親交の深い水中写真家アーネスト H. ブルックスIIが、1962年にアメリカのデスバレーで大規模なダイビングを行ったという縁がある。時計全体のデザインは1970年代製のバチスカーフ・モデルをソースとしており、5分ごとにアラビア数字が配されたチャプターリングや、その内側の長方形の大型アワーマーカーなどに当時の趣が残る。
ゴールドの輝きをビジネスの原動力に
最後は最もクラシックなコレクションから「ヴィルレ コンプリートカレンダー」を取り上げよう。ヴィルレとは、1735年にブランパンが創業したジュラ山中の村の名前に由来し、コンプリートカレンダーとは月・曜日・日付の表示機能と、それに連動させて月齢を表すムーンフェイズ機能のことを指す。さらに、それらすべての表示を4本のラグの裏に設置されたプッシャーで調整できる点も見逃せない。アンダーラグコレクターという特許取得のシステムにより、特別なツールを用いることなくカレンダーの調整が行えるユーザビリティーの高さが秀逸だ。
今回取り上げたのは今年登場した新作で、18Kレッドゴールドのケースにミッドナイトブルーのダイヤルとストラップを合わせた初のモデルとなる。優美でありながら若々しく洗練され、華やかさをひけらかすような嫌味はない。金時計はまだ早いかな、と臆するビジネスパーソンもこんな時計なら着けやすいだろう。何よりゴールドの高貴な輝きは、自分をさらに高めてくれる原動力になりそうだ。
ブランパン ブティック銀座では、12月に「ホリデーフェア」を開催する。12月11日(金)から12月30日(水)までにブランパンの腕時計を購入すると、特典のギフトが受けられる(数量に限りあり)。ギフトの詳細はシークレットだが、長年ガストロノミーと縁のあるブランパンならではのものになるよう。うれしいサプライズだ。このフェアは同日程で、ブランパン ブティック日本橋三越本店、ブランパン ブティック阪急うめだ本店でも開催される。
この記事の情報は2020年11月25日時点のものです。在庫や価格などが変動する場合があります。
問い合わせ情報
ブランパン ブティック銀座
TEL:03‐6254‐7233
text:d・e・w
photograph:Kazuma Okita