われわれがテクノロジーに強いブランドであることの証左だ　ブランドトップの新作プレゼン
【IWCシャフハウゼン】

【プレゼンター】
クリストフ・グランジェ・ヘア氏
IWCシャフハウゼンCEO

われわれの最もシンボリックな航空時計が「ビッグ・パイロット・ウォッチ」である。純粋に機能性を追求したデザインが特徴で、大型ケース、コックピットの計器を模した文字盤、そして円錐形のリュウズは1940年代の軍用観測時計から着想を得ている。今年はこのモデルを初めて43mm径で発表し、大胆な外観と優れた人間工学の融合を実現した。

並外れた人には並外れた時計が必要である。とすればエグゼクティブに薦める新作はやはり「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー」だ。これはビッグ・パイロット・ウォッチと、われわれの偉大な時計師、クルト・クラウス氏が1980年代に発明した伝説的な永久カレンダー機構を組み合わせたモデル。2重香箱で7日間パワーリザーブを有する点も頼もしいはずだ。

昨年発生した新型コロナウイルスはいくつかの課題をもたらした一方でポジティブな変化もあった。デジタル版の時計拡大鏡「サイバーループ」やマニュファクチュールのバーチャルツアー、スマホを使って新製品が試着できるARの開発など、オンライン移行が加速したことがそれだ。IWCはつねにテクノロジーに精通したブランドであり、十分な準備ができていたことがこうした柔軟性につながった。

大型のリュウズやびょう打ちストラップが特徴的なモデル。46mm径から43mmへと小型化され、日付表示などを排して端正なフェイスに。工具不要でストラップ／ブレスレットの付け替えができるシステム（EasX‐CHANGEシステム）を装備する。

7～8時位置に西暦4桁表示を備えた永久カレンダーモデル。セラミック部品を採用したことで巻き上げ効率が向上した、進化版のペラトン巻き上げシステムも備わる。