【プレゼンター】
オリヴィア・クルアン氏
オーデマ ピゲCBO(チーフブランドオフィサー)
旅する“ノマドアンバサダー”を介して顧客との紐帯を育む
今年の自信作を挙げるなら、まずは「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」。8角形のミドルケースにブラックセラミックを採用し、極めて現代的なツートンカラーのモデルとなっている。伝統と革新、エレガントとモダンが見事に融合したこのモデルを非常に気に入っている。
もう一つが「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」。カーキ、ブルー、グレーの3色展開。文字盤のデザインが新しくなっただけでなく、ユーザー自身で交換できるストラップシステムを採用しているので、時計のスタイルを簡単に変えることが可能。水中だけでなく地上でのアウトドアにも適したモデルとなっている。
この1年半ほどのパンデミックは私たちのリテール戦略を再考させるきっかけを与えてくれた。顧客との間に家族のような紐帯を育むため“ノマドアンバサダー”というネットワークを設計している。彼らの使命は顧客をサポートし、さまざまなケータリングサービスやオーダーメードの体験を提供すること。この旅するブランドの代表者たちは、APブティックやAPハウス(顧客の第2のわが家になることを目指した空間)を補完し、工房からオーナーの手元へ、そしてその先へと続く時計の旅の各プロセスに付随する愛を広めていくことを目指している。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
丸形と8角形を組み合わせたケース、大きく肉抜きしたラグ、内側と外側のカーブが異なるサファイアガラスなど、コンテンポラリーでモードな個性を特徴とするコレクション。新作のクロノグラフはミドルケースにブラックセラミックが用いられたほか、ヘアライン仕上げのグラデーションダイヤル、テキスタイルモチーフを施したラバーストラップなど細部に凝る時計づくりは変わらない。高級感がありリラックス感もある絶妙テイストのクロノグラフだ。
ロイヤル オーク オフショア ダイバー
主要コレクションの「ロイヤル オーク」から派生したダイビングウォッチ。10時位置のリュウズで操作するインナーベゼルを搭載する。今年はどんな服装にも合わせやすいスモーキーなカラー3種が登場した。ストラップの簡易交換システムが備わったほか、ムーブメントも機能調整時の安定性と精度が向上されている。
問い合わせ情報
オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03‐6830‐0000
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