タイムレスなデザインに普段言えない思いを乗せて
時計好きの男の時計店通いに付き合っているうちに、機械式時計の魅力に目覚めてしまったという女性は少なくない。女性は見た目重視で、ムーブメントはクオーツであろうと機械式であろうと無関心という時代ではすでになく、エステティクスが美しく機械も素晴らしい時計でなければお気に召さなくなってきた。ならば、今年のギフトには二人のためのペアウォッチというのはいかがだろう。長年の感謝のしるしとして、あるいはこれから先もよろしくといった、普段口にするには面はゆい言葉に代えてペアの時計を贈る。親愛も信頼もいっそう深まるように思うのだ。
となると頭を悩ますのが、どんな時計を選ぶかである。ことペアウォッチであれば自身の趣味嗜好に走ってはならない。カーレースの世界を具現したクロノグラフやオーバースペックのダイバーズをもらって喜ぶ女性はほぼいない。ムーブメントむき出しのスケルトン系のモデルも敬遠するべきだ。女性が求めているのは歯車やテンプが並ぶメカメカしい世界ではない。彼女たちが求めるのはエレガントでリュクスな世界だ。などと考えていくと、おそらくこれが最適解だろうチョイスにたどり着く。クラシックな腕時計である。
時代の空気やトレンドに多少は左右されることがあっても、大きく廃れることなく受け継がれてきたのがクラシックなデザインである。同様に、この先どんな時代がやってこようとその普遍的な価値が損なわれることはまずないと言っていい。クラシックデザインのエッセンスであるエレガンスを好まない女性もそう多くない。ペアウォッチ選びの本命として薦めるゆえんである。
高級時計の世界でクラシックデザインの代表格として知られるのが、ジャガー・ルクルトの「レベルソ」である。モデル誕生は今から90年も前の1931年。端正なレクタンギュラーケースは当時隆盛を極めたアールデコ・スタイルを踏襲したもので、バトンタイプの時分針やレイルウェイ式の分目盛り、ダイヤル上に施したギヨシェ装飾といったディテールワークで上質なクラシシズムを今に受け継ぐ名作だ。ポロ競技の際の衝撃から風防を守るために反転式ケースを考案したというエピソードも機知に富み、気が利いている。現代ではそのケースの表裏にさまざまな機能を搭載するほか、ケースのサイズや素材、ダイヤルのカラーも豊富にそろうため、パートナーの嗜好に合わせてセレクトできるはずだ。
そしてもう一つ取り上げたいのが「マスター」コレクションである。こちらはレベルソほど長い歴史を持つわけではないが、小ぶりなラウンド形ケースにドルフィン針やくさび形インデックスを合わせた、高級時計の王道とも言うべきオーセンティックなデザインを特徴とする。中でも今回紹介する「マスター・ウルトラスリム・ムーン」は、その名の通りエレガントな薄型ケースと神秘的なムーンフェイズを備え、内部には70時間のパワーリザーブを有する最新型のキャリバーを搭載。メカにこだわる男も、エレガンスを求める女性も満足できるモデルである。
周知のように、ジャガー・ルクルトとは機械技術に長けたスイス屈指のマニュファクチュールである。1833年にムーブメント工房として創業してから現在までに1200種以上のキャリバーを開発し、その間に取得した特許は400を超える。二人の親愛や信頼のしるしとなるペアウォッチとあれば、信頼感の高い老舗ブランドの逸品を。ジャガー・ルクルトをその筆頭に挙げることに異論を唱える時計関係者はいまい。
2021年12月31日まで、全国のジャガー・ルクルトのブティックではホリデーキャンペーンを開催している。モミの木のクリスマスツリーから漂う冬の香りに包まれながらブティックでの買い物が楽しめるほか、ホリデーキャンペーン中に腕時計を購入するとギフトがもらえる特典が付く(数量限定。なくなり次第終了)。二人で楽しむショッピングの時間もまたペアウォッチの特別感を高めてくれそうだ。
<ホリデーキャンペーン開催ブティック> 銀座並木ブティック、GINZA SIX(1F)、伊勢丹新宿店 本館(5F)、三越日本橋本店 本館(6F)、ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン(1F)、阪急うめだ本店(6F)
この記事の情報は2021年11月19日時点のものです。在庫や価格などが変動する場合があります。
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ジャガー・ルクルト
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