オン・オフ問わずグローバルに生きる大人たちへ

20世紀初頭に大空を駆けたパリの貴公子アルベルト・サントス=デュモンと、カルティエ3代目当主ルイ・カルティエの友情から誕生したという逸話があり、世界初の本格的な男性用腕時計というエポックメーキングな歴史もある。現代のライフスタイルから見れば、オン・ビジネスに欠かせない品格を備えながらも、オフの軽快なルックに似合うスポーティーさも併せ持つ。エピソード、ヒストリー、そしてスタイルの面でも魅力に欠かないのが、カルティエの「サントス ドゥ カルティエ」である。

カルティエは今年、このサントス ドゥ カルティエから多彩な新作を発表した。中でも注目したいのが、2つの時間帯の時刻を表示するデュアルタイム機能付きのモデルだ。

空から生まれた名コレクションでありながら、意外にもデュアルタイマーはこれが初となる。6時位置のインダイヤルでセカンドタイムゾーンのアワーを表示し、そのインダイヤルの上部にある小窓で昼夜を示す。モノトーンでまとめられたデザインは、直線と曲線を巧みに組み合わせたフォルムの美しさを引き立てる。ブレスレット/ストラップの付け替えが容易な「クイックスイッチ」交換可能システムも備わり、グローバルなビジネスもプライベートのトリップも難なくこなすマルチパーパスな1本である。

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「サントス ドゥ カルティエ」デュアルタイム。6時位置の指針とダイヤルセンターの分針で第2時間帯の時刻を表示するデュアルタイマー。ケース、ブレスレットはステンレススティール。ケースサイズ47.5×40.2mm。自動巻き。10気圧防水。139万9200円(税込予価)。9月発売予定 © Cartier

冒険者でありしゃれ者だったサントスのよう

さらに、サントス ドゥ カルティエの中で最もベーシックな3針、日付表示付きモデルから、新しいダイヤルを組み合わせたモデルも登場した。一つはチャコールグレーのサンレイダイヤル。光の受け方によって濃淡が移ろうダイヤルを優しく包み込むように、イエローゴールドのベゼルを合わせた。そしてもう一つがブラウンのグラデーションを施したサンレイダイヤル。軽やかでアクティブなサントス ドゥ カルティエに色香が加わりぐっと大人びた印象だ。

いずれの新作も華やかなカラーを携え、デザインは優しげであか抜けている。飛行家サントスとしてのパイオニアスピリットと、パリの社交界でも随一のしゃれ者だったサントスとしてのエレガンス。一見相反するこれらの要素の両立は、これぞサントス ドゥ カルティエの真骨頂である。

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「サントス ドゥ カルティエ」。チャコールグレーのサンレイダイヤルを備えた新作。グレー基調のモノトーンの色みの中で、ベゼルのイエローゴールドが華やかに映える。ストラップの付け替えが容易なクイックスイッチ交換システムが備わる。ステンレススティールケース、18Kイエローゴールドベゼル。ケースサイズ47.5×39.8mm。自動巻き。10気圧防水。176万8800円(税込) © Cartier
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「サントス ドゥ カルティエ」。コレクション初となるブラウングラデーションのサンレイダイヤルを採用。落ち着きがありながら色香もあり、大人の男らしいエレガンスを宿す。クイックスイッチ交換システムを装備。ケース、ブレスレットはステンレススティール。ケースサイズ47.5×39.8mm。自動巻き。10気圧防水。117万4800円(税込) © Cartier
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