Q 重要な社内ミーティングでリーダーシップを取るには

A 繊細なチェック柄で品格と寛ぎの好バランスをつくる

社内会議で活発な意見交換と円滑な議事を進行するためには、その場をリラックスさせる必要がある。緊張感漂う会議は時間の無駄が多いものだ。そんな会議を仕切るリーダーの装いとして薦めたいのが、プリンス・オブ・ウェールズ柄のスーツ。歴代の英国皇太子が愛用してきたチェック柄は、ブルーの格子と相まって品格と寛ぎをバランスよく感じさせる。シャツやネクタイもブルー系の色味で統一すれば、堅苦しくなく、爽やかな印象を演出が可能。リーダーの服装として、理想的な要素を備えているといえるだろう。

Aquascutum(アクアスキュータム)のスーツの魅力とは?

英国で160年以上にもわたる歴史を誇るアクアスキュータム。グレンチェックと呼ばれる格子柄の一種であるプリンス・オブ・ウェールズ柄が特徴。遠目には無地に映る、繊細かつ控えめな柄が好印象だ。

スーツ13万円、シャツ2万4000円、ネクタイ1万8000円、チーフ8000円(すべてアクアスキュータム) 手に持ったペン5万9000円(ダンヒル)

青柳さんが教える英国調を取り入れる方法

ファッションディレクターの青柳光則さんが、英国調を上手に、無理なく取り入れる方法を解説する。ぜひ、スーツの着こなしのヒントとして覚えておきたい。

POINT1 英国伝統の「プリンス・オブ・ウェールズ」を着る

4種類の格子柄が組み合わされたグレンチェック(正式名称:グレナカートチェック)に、ブルーの格子を重ねたものをプリンス・オブ・ウェールズと呼ぶ。


「その名の通り、英国王子を想起させる伝統的かつ高貴な色柄です。英国王子は代々ファッションアイコンなのですが、とくにウェルドレッサーの誉れ高きエドワード8世は、実際にプリンス・オブ・ウェールズ柄を愛用していたそうです。大人が着ても若々しい、青年将校のように装えるのでは無いでしょうか」(青柳)

POINT2 さりげなく同色の織柄チェックのタイをしてみる

一見無地ながら、じつはチェック柄という意外性こそ英国紳士が好むギミック。


「遠目に無地のマイクロ柄や、スーツと同系色の糸を使った織柄などのタイは、いかにも英国紳士が好むお洒落。こっそり気付いた人とだけ通じ合うという遊び心を共有するからこそ、紳士クラブや秘密の社交クラブなどを作ったのでしょう。粋を解するという意味では、江戸っ子に通じるようにも思いますが、とかく英国紳士はアンダーステートメント(控えめ)なお洒落が好きなのです」(青柳)

問い合わせ情報

問い合わせ情報

アクアスキュータム
レナウンプレスポート TEL:03-4521-8190

styling:Mitsunori Aoyagi(Hamish)
photograph:Ryohei Watanabe
hair & make:Akira Nishihira
model:Kenji Kureyama(BARK IN STYLE)
edit & text:zeroyon lab.