Q 出張先でスーツが一着でも、雰囲気を変えるコツは?

A ニットやネクタイの色の印象でガラッと変化をつける

数日間の出張にスーツを2着、ジャケットも1着と合わせるパンツも持っていくなどすれば結構な大荷物だ。それに毎日のようにファッションショーがごとく違うスーツというのも考え物だろう。とはいえ毎日同じ服装では、これもまた着たきりスズメと思われてはいただけない。1着のスーツでもシャツ&タイとともに、カラーニットを差すだけで印象はガラリと変わるもの。とくに今季はグリーンやパープルなど、英国的なロイヤルカラーがトレンドに挙がっているだけに、いち早く取り入れることで時代をキャッチアップするセンスをアピールできる。ビビッドな色味で爽やかさも演出でき、これなら出張先にアピールする役目にもぴったりなはずだ。ベーシックカラーのニットと、カラフルなニットの2枚くらいをスーツケースの余裕と共に、心の余裕として持っていくのはどうだろうか。

スーツ13万5000円、シャツ1万5000円、ニット1万8000円、ネクタイ1万4000円、リネンチーフ 1万7000円(すべてラルフ ローレン)

POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフ ローレン)のスーツの魅力とは?

英国スタイルをベースにしたアメリカントラッドをモダンに昇華するポロ ラルフ ローレンは、スーツはもちろんカジュアルウェアにも定評がある。それゆえスーツにカジュアルなニットを差すコーディネートも、ほどよく肩の力が抜けた雰囲気を醸し出せるのだ。

青柳さんが教える英国調を取り入れる方法

ファッションディレクターの青柳光則さんが、英国調を上手に、無理なく取り入れる方法を解説する。ぜひ、スーツの着こなしのヒントとして覚えておきたい。

POINT1 柄目立ちを抑えた洒脱なグレンチェックスーツを選ぶ

グレンチェックにブルーのオーバーペンを乗せたプリンス・オブ・ウェールズだが、あえてダークトーンに仕上げることでシックな趣を増している。

「柄はないほうがドレッシーで、あるほうがカジュアルというのがメンズファッションの相場です。しかし柄がありながらも、それを抑えた素材使いというアンダーステートメントなところが英国紳士らしい洒落心です。こちらのラルフは、そのあたりをよくわかっているブランドといえるでしょう」(青柳)

POINT2 Vゾーンのニットの色使いで印象を大きく変える

ニット1万8000円、ネクタイ1万6000円(ともにラルフ ローレン)

今季はカラーニットがトレンド。とくにロイヤルカラーといわれるパープルやグリーンなどが注目色となっている。上の写真のようにグレーでまとめたVゾーンと、前出のパープルのニットで着回せば、同じスーツでもガラッと印象が変わる。


「スーツ2着持っていくぐらいなら、ニットを3枚持っていきますね。定番的な控えめな色のニットに加えて、ちょっと派手かなと思う色でも、Vゾーンにチラリと覗かせるだけなら、それほど気になりませんし。むしろ着こなしのスパイスとして効いてきますよ」(青柳)

問い合わせ情報

問い合わせ情報

ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20

styling:Mitsunori Aoyagi(Hamish)
photograph:Ryohei Watanabe
hair & make:Akira Nishihira
model:Kenji Kureyama(BARK IN STYLE)
edit & text:zeroyon lab.