エグゼクティブに相応しい、“二刀流”の魅力

ビジネスパーソンにとって、スーツはある種の戦闘服だ。だからこそ機能性はもちろん、生地や仕立てといったデザインにもこだわる。エグゼクティブ層であれば、靴や鞄はもちろんのこと、財布の品質にもこだわって選びたいところだ。

札入れとコインケースを別々に取り出すのは、支払い時に面倒ではある。だが、このわずかな“一手間”を惜しまぬことこそ、大人の余裕を感じさせはしないだろうか。大袈裟に言うならば、会計時に慌てず騒がず、長財布とコインケースを取り出す所作が、落ち着きを感じさせるのである。そうした点を踏まえて紹介したいのが、「ガンゾ」と「シンプソン ロンドン」、それぞれ日本と英国が誇るレザーブランドの逸品だ。

ハンドグレージング、つまりは手で使い込むうちに育つ革の質感にこだわるのが、日本の職人技を宿すレザーブランド「ガンゾ」の財布だ。長財布とコインケースともに、表面には蜜蝋を染み込ませたブライドルレザーを採用。そのため、摩擦や手の脂によってマットな質感からツヤのある独特の見た目へと変化。まさに自分だけ、世界に1つだけのアイテムへと生まれ変わるのだ。長財布には、それぞれ開いた両側に札入れとカードポケットを完備。手の平サイズのコインケースは開きの良いボックス型のため、取り回しに優れるのもポイントだ。

上品なバーガンディの色味が特徴のこちらは、英国の老舗バッグブランドをルーツに持つ「シンプソン ロンドン」の代表作。ミニマルなデザインのなかで文字通り光るのは、美しい革の表情だ。「ガンゾ」同様に最高級ブライドルレザーを使用するが、初めからツヤのある表情に磨き上げられている点が面白い。7つのカードスロットがついた長財布は、縦型に開くクラシカルなデザイン。コインケースにもカードケースがつき、利便性に秀でるコンビネーションといえよう。

スーツスタイルを極力美しく見せる、札入れとコインケースの二刀流。エグゼクティブのビジネスシーンにおいて、第一の選択肢に相応しい。

問い合わせ情報

問い合わせ情報

ガンゾ/GANZO本店
TEL:03‐5774‐6830


シンプソン ロンドン/MIYAKE
TEL:0798‐20‐8607

text:Naoki Masuyama
photograph:Kentaro Makita
styling:Eri Koide