プロジェクトマネージャーを任されたら、堂々と振る舞う
リーダーは、責任を背負って前に進んでいく立場。自然と周囲からの信頼感を得るようなルックスと振る舞いが求められる。歴代の米国大統領も愛した重鎮ブランドが手掛ける一着は、パッドも芯地もしっかり据えた本格派。超高級スーパー170'sウールにシルクをブレンドした繊細な生地を使用しつつも、堂々たる男性美を感じさせる熟練の構築的な仕立てが特徴だ。理想的なフィットが持続する一着ゆえに着心地も良く、ことさら意識することもなく威厳を演出できる。
青柳光則さんからアドバイス▼凛々しさと繊細さのハイレベルな融合に注目
本特集のスタイリングをしたファッションディレクターの青柳さんが、スーツの魅力やスタイリングのコツを解説。
男らしく堂々とした雰囲気は胸周りやショルダー部分に表れます。きちんと芯地やパッドを昔ながらの縫製で据えた一着でないと、この凛々しさは出ないもの。昨今はクラシコイタリア系の寛いだ軽快なスーツも市場を賑わせています。ビジネスシーンにて威厳をしっかりアピールする場合は、スーツもしっかり構築的に仕立てられたものを選ぶのが正解。しかし堅苦しいだけでは物足りません。ヒッキー・フリーマンのこの一着は、極上の薄生地を用いた新作。堂々たるカッチリ感と高級な薄地が醸しだす繊細な洒落感を両立させているところに魅力があります。
styling:Mitsunori Aoyagi(Hamish)
photograph:Ryohei Watanabe
hair & make:Akira Nishihira
model:Kenji Kureyama
edit & text:zeroyon lab.