意外な性能を見せたフォレスター 【注目度】★★
2018年6月に5代目にフルモデルチェンジした「スバル・フォレスター」の試乗会が先ごろ開かれた。まだ車両の発売前だったので、公道でなく、クローズドコースで乗ることに。
フォレスターは、アウトバックと並んでスバルを支える看板車種。手ごろなサイズ感と扱いやすいオフロード性能と、機能的なパッケージングと、人気製品には売れるだけの理由があると納得させられる内容だ。
新型は、2.5リッター4気筒が3車種、2リッター4気筒ハイブリッドが1車種で構成。どちらも水平対向エンジンで、無段変速機「リニアトロニック」、それに全輪駆動システムが共通だ。
脚まわりが徹底的に見直されたというだけあって、コーナリング性能が見違えるようによくなっている。カーブを曲がるとき車体のロールは抑えられ、コントロール性がよくなった。
「e-BOXER」という2リッターハイブリッドでは、電池をリチウムイオンに変更したことで「数値は同じだけれど実際の出力は2割増しぐらいという印象では」と技術者は言う。意外な性能というべきか。
価格は2.5リッター「Touring」(280万8000円)、「Premium」(302万4000円)、「X-BREAK」(291万6000円)。いっぽう2リッターハイブリッドは「Advance」(309万9600円)である。