明日は勝負のプレゼンテーションだ。資料を入念にチェックしようとすると……データがない? もしや保存し忘れ? 徹夜で資料を作り直すことになってしまった。あるいは、大事な商談を控えた前日に限って、同僚と飲みすぎて二日酔いなどなど。勝負の朝にかぎって冴えない顔で目覚めてしまうことがある。そんな働く男が陥りがちな緊急事態に即効でリカバリーできる美容術を男性美容研究家の藤村岳さんに教えてもらった。
寝不足や二日酔いなどで、顔の印象が急降下してしまう瞬間は誰にでもある。それがプレゼンや商談の日に重なってしまえば、自分の評価まで低くなってしまう。しかし、減点要素をカバーできるか否かが評価される男とそうでない人の分かれ道だ。
ビジネスマンが陥りがちな顔の緊急事態を3つ想定し、男性美容研究家の藤村岳さんにその原因と対処法について伺った。
ケース①:二日酔いによる顔のむくみを解消
【働く男A】大事な商談の前なのに昨晩は少し飲みすぎてしまって、顔がむくんでしまいました。こんな顔でクライアントのもとへ行きたくありません。藤村さん、どうすればいいですか?
【藤村さん】むくみとは主に体内の水分や老廃物がうまく排出されないことで起こります。顔のマッサージや首のストレッチでそれらをリンパに流してあげることでスッキリとした印象に戻ります。
【働く男A】なるほど、具体的なマッサージ方を教えてください!
【藤村さん】顔の老廃物を脇の近くにある腋窩リンパまで届けることが目的です。5つのステップを“熟れた桃を触るように”優しくマッサージしていきます。
【働く男A】うおー! 確かに顔がスッキリしました。営業行ってきます!
【藤村さん】これらのマッサージは自宅だけでなく出先でもできます。指で肌をこするときは、なるべく乳液やクリームなどで滑りを良くして肌へのダメージを減らしてあげましょう。