電車で行ける"南欧リゾート"？
週末に絶景と美味を堪能する

朝食を除いてここまですべては1日目の話、2日目も負けないくらいのアクティビティが筆者を待ち構えていた。

朝食を食べた後、チャータークルーズに乗れるというので迷わず乗船。チャーターなので一艘を時間借りするシステムだ。定員は12名でデイクルーズ料金は1時間2万円（税別）～で延長30分につき5000円（税別）。グループで宿泊しているときに利用すれば、一人当たりの料金はかなり安くなるからお薦めだ。

英虞湾を一周するコースだったが、リアス式海岸を縫うように進んでいく船から見る景色はなかなか迫力があった。オプションで船上パーティープランをつければ、お酒やフィンガーフードを楽しむこともできるという。家族や友人との楽しいひと時を自然に囲まれながら誰にも邪魔されずに過ごせるのは嬉しい。

チャータークルーズで英虞湾を満喫した後、まだ正午を少し回ったところだったので、再びサイクリングをすることに。1時間程走って「海女小屋体験施設 さとうみ庵」にお邪魔した。志摩では現在でも海女さんが活躍しており、この施設では海女さんの獲った魚介類を炭火で焼いて食すことができる。海の幸を目の前で焼いて食べる魚介は鮮度が高くて美味しい。海女さんの裏話や周辺の情報について話を聞くこともできて、とても面白い体験だった。

お腹が満たされると、もう自転車に乗りたくなくなってしまった。ちょうど近くの漁港からホテル付近に戻る定期船があることを海女さんが教えてくれた。この「あご湾定期船」には自転車を積載することができるので、片道で力尽きてしまったサイクリストもホテルまで帰還することができるから安心だ。

ここまで濃密な時間を過ごせる場所はそう多くない。楽しい思い出づくりも、日常から離れたくつろぎも、どちらの要望にも応えてくれる伊勢志摩。その旅の拠点として「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」はお薦めの宿泊施設だ。