最高品質とは何か?答えはここにある――ロレックス ROLEX

「チェリーニ ムーンフェイズ」。エレガントなコレクション「チェリーニ」の新作は久方ぶりに登場のムーンフェイズ。ブルーのエナメルディスクが美しい。ムーンフェイズといえども厳格な検査が課せられるのは同じで、122年間は天文学的に正確性を保つ。ロレックス高精度クロノメーター。●18Kエバーローズゴールド。ケース径39mm。自動巻き。アリゲーター・ストラップ。255万円〈日本ロレックス〉

信頼を勝ち得るのは当たり前か

「クロノメーターといえばロレックス」といっても異論はないだろう。歴史的に何よりも品質・性能にこだわってきたブランドであるからだ。実用のための諸性能を徹底的に追求し、高い精度で、強い耐磁性、耐衝撃性などを備え、堅牢な時計づくりを実現してきたからこそ多くの支持を集めてきたのだろう。

2015年には自社の検査制度を再定義し、COSC公式認定を得たうえで独自に検査を実施。すなわち、「ロレックス高精度クロノメーター(Superlative Chronometer)」はCOSCよりも基準が厳しいのだ。

特徴的なのは、COSCの検査がムーブメントのみ静止状態での検査であるのに対し、ロレックスの検査はケーシング後の腕時計の状態で、実際の装着を想定して検査する。精度、パワーリザーブ、防水性能、自動巻き等が主な検査項目だが、精度の基準を見ると、COSCが日差マイナス4.プラス6秒。ロレックスの場合は-2~+2秒である。精度と信頼性において最高品質の時計づくりを目指すというポリシーに嘘はない。

※本記事は『PRESIDENT』2017年6.26号に掲載された記事をweb用に再編集したものです。
※価格はすべて税別価格です。
※本特集内で使用している略語は、18K=18金、SS=ステンレススチール、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=ローズゴールド、Pt=プラチナを表します。

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