頼れるレザー小物が、仕事のパフォーマンスをさらに上げる

朝、自宅で仕事の支度をする。その日がどんな意味を持つかは人それぞれだが、無事ミッションを成し遂げられるようあなたをサポートするのが、身に纏うスーツであり、手に提げるバッグであり、足元を彩る靴であろう。そして、さらに仕事のパフォーマンスを後押しする、小物の存在も忘れてはならない。例えば荷物が増える出張時やプレゼン時など、普段とは異なるシーンの場合、なおさらその重要度は増す。

ここでは、利便性とファッション性の観点から厳選した5つの小物をピックアップ。それぞれ十分な機能性を担保しながら上質なレザーで作られたアイテムは、たとえ人から目につかなくとも、その日の仕事を力強く支える。

この使い方を考えるのがライフハックだ!

カレンシーケース 3万1000円(税別)[W14×H22cm]/スマイソン(ヴァルカナイズ・ロンドン)

英国王室御用達のステーショナリーブランドである「SMYTHSON(スマイソン)」から届いたのは、カラフルなジップテープが目を引く薄手のカレンシーケース。程良い光沢を湛えるクロスグレインカーフレザーのボディに黄、緑、赤、青で4つの口が彩られるが、それらはすべて異なるポケットを装備する。バッグ・イン・バッグとして細かなものの仕分けに活躍するのはもちろん、海外出張時には複数国の紙幣を仕分けて収納できるなど、アイデア次第で用途は広がる。

意外と人に見られているのがIDケース

IDケース 1万6000円(税別)[W10.5×H7.6×D0.5cm]、ウォレットコード1万円(税別)[全長48cm]/ともにガンゾ(ガンゾ本店)

ロウが浮かんだ独特の白い表情を見て分かる通り、こちらのIDケースには「GANZO(ガンゾ)」お得意のブライドルレザーを採用。使うほどに風格を備える革の質感は、たかが社員証と侮りがたい“あなたの顔”を品良く彩ってくれる。内装にはオイルをたっぷり含んだショルダーヌメ革を使い、耐久性の面でも抜かりはない。

また、ケースを首から下げるのに便利なウォレットコードもスタンバイ。しなやかな紐状の牛革を丁寧に編み込み、端を縫わずに折り返して留めるなど、細部にまで職人の技が宿る。これは通常の革小物とは異なり、“編み職人”が手掛けたからこそなせる技。ここにも、“世界最高”の革作りを自負するブランドの矜持が感じられる。

あれば確実に使う機会があるのが、これ!

シューホーン 7000円(税別)[W4×H12cm]/ファーロ(FARO 新宿NEWoMan店)

高品質カーフレザーを使ったシンプルなフォルム。その美しい曲線を丁寧なコバの仕上げで際立たせるのが、「FARO(ファーロ)」のシューホーンだ。なめらかな質感は手触り抜群で、内側に鉄板が入ることで適度な重量感もキープ。シューホーンには型押しのブランドロゴ、キーホルダーリングには欧文ロゴが刻まれ、無駄のないデザインのなかで控え目に主張する。

ちょっとした外出であれば、これ一つで十分

マルチケース 8万3000円(税別)[W21×H12.5×D4.5cm]/セラピアン(ウエニ貿易)

1923年の創業以来、イタリア・ミラノの伊達男たちを魅了し続けるのが、「SERAPIAN(セラピアン)」のレザーコレクションだ。なかでもこちらは、型崩れのしにくい実用的な型押しレザーを使った「エボリューション」シリーズの新作。牛革の表面にきめ細やかな粒子のような型押しを施し、デザイン性と耐久性を向上させた。スマートフォンやポケットWi-Fi、チケットなど旅先で重宝する貴重品をたっぷり収納できるサイズ感で、オン・オフ問わず使えるだろう。

出張の際には、忘れず持ち歩きたい

トラベル・オーガナイザー 2万6000円(税別)[W12.5×H21×D2cm]/トゥミ(トゥミ・カスタマーセンター)

その圧倒的機能美でユーザーズ・ファーストを突き進む「TUMI(トゥミ)」からは、出張時の良き相棒となるトラベル・オーガナイザーがエントリーする。コンパクトなボディ、ミニマルなレザーの外見とは裏腹に、内装はいたって充実。16ものカードポケットのほか、パスポートや航空チケットの仕分けに便利なオープンポケット、ファスナー付きのコインポケットなどを備える懐の深さが頼もしい。また、内部中央に設けられたペンループも、とっさにメモを取りたいシーンなどで大いに活躍しそうだ。

問い合わせ情報

問い合わせ情報


ヴァルカナイズ・ロンドン
TEL:03‐5464‐5255


ガンゾ本店
TEL:03‐5774‐6830
FARO 新宿NEWoMan店
TEL:03‐6273‐2713
ウエニ貿易
TEL:03‐5815‐5720
トゥミ・カスタマーセンター
TEL:0120‐006‐267

text:Naoki Masuyama
photograph:Kentaro Makita
styling:Eri Koide