「バゲット」は、1997年に誕生した女性向けのバッグコレクション。小脇に抱えて持ち歩く姿がフランスパン(バゲット)のようであることからその名がついたフェンディのアイコンバッグだ。米TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でサラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公が愛用していたことでも一躍話題となった。
その「バゲット」から男性向けの新ライン「バゲット フォー メン(Baguette for Men)」が新たに登場した。素材は貴重なクロコからミンク、メゾンを代表する「セレリア」レザーまでさまざまな種類が用意されている。色も目を引く鮮やかなイエローから、シックなブラックまで揃っており、それぞれの目的に合わせて休日スタイルのアクセントとしてもビジネス用としても使うことができる。
サイズはマキシ、レギュラー、ミニの3つ。FFマグネットクラスブがシンプルでいながらも、従来のフェンディらしさを踏襲している。また最新の機能も見逃せない。背面外側のポケットに入っているストラップを使えば、ベルトバッグに、また取り外し可能なショルダーストラップを使えば、ショルダーバッグ、クロスボディバッグとして使うこともできる。シーンに合わせて自由に変化させられるのはありがたい。
ウィメンズラインが最初に作られた「バゲット フォー メン」は、どこかフェミニンな雰囲気がある。美しくカッコいいバッグは、独特の雰囲気をまとっていながら、どこにでも誰にでも馴染んでくれそうな万能の感がある。
text:Rina Araki