いつだってチャーチは"紳士の粋"を思わせる～人気の木型「ラスト84」が復活

チャーチは1873年に英国ノーサンプトンで創業した靴メーカーである。その靴は熟練の職人の手によるグッドイヤーウェルテッド製法で、250の工程を経て丁寧に作られている。英国紳士を彷彿とさせる、質実剛健なラグジュアリーシューズだ。

今回発売された「バークロフト」は、木型『ラスト84』の代表格としても知られるクラシックモデル。英国伝統靴では定番中の定番ともいえるエッグトゥ（ラウンドトゥの中でもつま先が厚めのもの）で、素朴かつ端正なルックスが魅力的。まさに“英国靴”といった趣を醸す一足だ。

ほどよくあしらわれたパンチドキャップトゥ（一文字状の穴飾り）は少しの華やかさと遊び心を感じさせ、理想の紳士像を体現したかのような佇まい。畏まりすぎないので、カジュアルからフォーマルまで履いていける対応力の高さはありがたい。

店内には、新作「バークロフト」のほか、プレーントゥの「シャノン」（映画007『慰めの報酬』劇中で俳優のダニエル・クレイグが着用した外羽根プレーントゥ）やストレートチップの「コンサル」（上品でクラッシックなデザインの内羽根ストレートチップ）など、チャーチのクラシカルなモデルがバリエーション豊富に揃う。シューズ以外にもバッグやアクセサリー類も展開される。

こだわりの製法から生み出されるシューズは、タフに履いても型崩れせず、長時間歩いても疲れにくい。新製品はチャーチが世界のビジネスパーソンから支持される理由を知るいい機会となるはずだ。