【ENSO ANGO FUYA II<麩屋町通II>】伝統と現代の和が行き交う精神性の場所

和と融合した落ち着きのあるエントランス

最大床面積をもつFUYA II<麩屋町通II>は、内田デザイン研究所のデザイン。茶室や立礼、畳の空間があり、いちばん和の文化と調和している棟だ。またロビーに配置された立礼と茶室は、世界の美術館にもコレクションされている内田繁氏のオリジナルデザイン。機微が伝わるような繊細な茶室を堪能することができる。

畳の部屋に軸装されている書は樋口雅山房氏のもの。

「書はクラシックで誰にもかける。心という字公平な字。江戸の良寛さん、白隠さん、など命の躍動につながる書に影響を受けてきたが、自分の内側に向かって書くことを大切としてきています。自分の字の本質に興味をもつことで感じることがある。自分を表現する方法としての書を見てほしい。」と樋口氏。

ヨガや坐禅などが行われる畳スペース

エンソウ アンゴの5棟の客室は基本的に余計なものを全て取り払ったようにシンプル。また、自然環境に配慮し、全館でプラスチックを使用したアメニティグッズを不採用としている。清潔感があって心地よさも感じるうえに、真の変化を生み出すためのコンセプトに共感する。

エンソウ ツインルームはゆったりした28平米