【ENSO ANGO TOMI II<富小路通II>】陰影にこだわった和と洋の融合

TOMI II<富小路通II>はアトリエ・オイがディレクション。建築からプロダクトまで幅広く活躍するスイスのデザイングループ、アトリエ・オイがデザイン。空間のテーマを「陰影」にすることで、光を生み出すだけではなく、影も生かしてみせることにより、モダンな「和」を表現している。

京都の技と彼らがデザインした照明や装飾品の数々が美しく融合することで、暖かさある癒しを感じさせてくれる。ラウンジのモビールオブジェは、美濃紙(和紙)で作られた蝶々が空を舞うようなイメージ。ひらひらと蝶が舞うように動くのが幻想的だ。動いたりするもの、扇子をイメージしてつくられた照明など、センスのよい和との融合されたインテリアが光る。

「中庭は吹き抜けで内田デザイン研究所もかなり自然を意識してデザインしているとのことだったので、自然と一体化するデザインを心がけた。光を作るだけでなく、陰影という日本の表現方法を使うことで、暖かさをアピール。レストランでは和傘の骨に糸を張り巡らせ繊細な影を作ることで、日本の繊細な心を表現しました。」とアトリエ・オイのパトリック・レイモン氏。