【ENSO ANGO TOMI I<富小路通I>】前衛的な日比野克彦ワールドを体感

「食」がコンセプトの TOMI I<富小路通I>はアーティスト日比野克彦氏のディレクション。

この棟は、食のスタイルを通し地域との交流を深め感じとることが狙い。テラスに面したキッチンで家族単位のパーティをすることも可能なうえ、プロ仕様のキッチンカウンターでアクティビティのイベントやプライベートディナーまでを堪能できる。現代アート作品がより身近にあるということが感じられる。

手前のシャンデリアは2007年の内田繁氏デザイン。壁面ダンボールアートは日比野氏のもの
京野菜などのダンボールをちりばめ再構築したダンボールアート

「アート作品を制作する得意ななかにダンボールという素材があるのですが、今回はまさにぴったりでしたね。京野菜など食材の梱包したものが多くあって、それも季節により野菜が異なるという四季を感じることができましたから。

ダンボールは決して画材や壁画の材料として使用するものではないのですが、あえて通常使用するものとは真逆な素材を使用し、自然と共有する時代になるよう表現したかったのです。時間に抗う素材ではなく、時間に素直に反応する素材させたくて。地域と呼吸できるようなホテルのコンセプトと相通じるものがあると考えました。」と日比野氏。