「AGING COTTON」は、“糸から仕上げまでを考え尽くす”という紡績毛織にルーツをもったダイドーリミテッドの考えやノウハウを、コットン素材で追求した「ニューヨーカー」のオリジナル新素材。“熟成させた超長綿”を使用し、紡績、撚糸、仕上げの全てにこだわることでしなやかでもっちりとした手触りを実現。
ここでいう“熟成”とは、綿をあえて枯れるまで育ててから収穫する工程を指す。そうすることで繊維中に空洞ができ、空気を含む独特の柔らかさが生まれる。この独特な素材感を活かし、秋から冬まで長期間活躍するコットンジャケットに仕立てた。
生地は綿の柔らかな印象に加えて、ツイード生地のような力強さも併せ持つ独特な表情が面白い。
ユニフォーム感覚で、年中同じスーツを着てしまうのはもったいない。季節の移ろいを意識して、生地の素材や織りを変えてみるだけで随分と粋な感がでるからだ。軽快さと暖かさが感じられる「AGING COTTON」で、スポットライトのあたる冬を過ごすのも格好いい。
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