4月3日、グランドプリンス新高輪で開催された観桜会にお招きいただきました。品川駅からホテルに至る坂道からして、桜が満開。ホテルの庭にはコタツ席という夢のような組み合わせもあり、これは日本のホテルならではだなあ、と。一度入ったら桜が散るまでコタツから出られない気がしましたね。
会場である貴賓館は、迎賓館赤坂離宮と同じく宮廷建築家・片山東熊の設計によるもの。いまどきのシンプル、ミニマリズムとは完全に逆ベクトル。バロック感ムンムンでした。たまに訪れるのはともかく、毎日こういう邸宅に住むのはどういう気分だったんでしょうね。ちなみに旧竹田宮邸だそうです。
おいしい料理がたくさんでしたが、ひときわ目を引いたのが写真のチョコレート。パティシエが「チョコが得意」と自ら言うだけあって、種類ごとに味わいと香りの差が際立って、思わず全部の種類を食べてしまいました。
今回、お招きいただいたのはトップの勝負服でプリンスホテルの小山正彦社長を取材させていただいたご縁から。小山社長は実業団野球の選手から、マネージャー、コーチを経てホテル勤務に。その後、コーチ時代のチームビルディングの経験を生かして出世を重ね、全社を率いる社長に就任。インタビュー中も、さまざまな経営課題をことごとく野球に例えてわかりやすく解決する道筋を示すという、野球を知る男子にとってはとても頼もしい社長でした。(PRESIDENT STYLE 水谷宗基)
さて、チョコといえばこちらの記事もぜひ。フランス、パリ郊外にある大人気のショコラティエ「パスカル・ル・ガック」が赤坂に海外初出店。オープン初日には行列もできたほどのチョコファン待望の店なのです。話題性もあるので手土産にぜひ!
満開の桜を逃さない、花見ラン
今週も自転車、乗っています。先週末はすでに桜がかなり咲きそろっていたので、花見サイクリングへ。桜の前に、澄み切った青空に映える愚息を紹介させてください。SURLY(サーリー)というアメリカのブランドの「MIDNIGHT SPECIAL」というグラベルロードバイクです。ロードバイクの速さとマウンテンバイクの耐久性やクッション性を兼ね備えた自転車。いい意味でハイブリット、悪く言えば中途半端なタイプです。これからたくさん出てくると思いますが、「またかよ」と軽く流してください。
さて、花見に訪れたのは、駒込の「六義園」。入場料が300円とあって、さぞ混んでいるかと思ったら、そこまで混雑しているわけでもなく花見に集中できました。意外な穴場スポットと思います。
入り口を入ってすぐに大きな桜が咲いていました。撮影スポットになっており、ここは少し混雑していました。園内には抹茶が飲める茶屋があったり、各所にベンチが設置されていたりして桜を座りながら眺めることもできます。
六義園を出て巣鴨駅の辺りを走っていると、「撮ってくれ」と言わんばかりのアングルに遭遇。しっかり電車が来るのを待ってシャッターを切ると、納得のいく一枚を撮ることができました。
どうでしょう? みなさんの撮った桜の写真と勝負させてみてください。
桜の季節いかがお過ごしでしたでしょうか。もう少し桜は楽しめそうなので、今から桜を見に行くのもいいかもしれません。
いや、むしろ自転車に興味を持ったぞ、という素晴らしい感性をお持ちの方はSTYLEで過去に取り上げた自転車の記事を参考にしてみてください。(PRESIDENT STYLE 松本幸太朗)