運動を日常生活に取り入れている人に、最近、機能性が向上しているセンサー付きのスマートスポーツウォッチをぜひ試してほしい。カシオ計算機から、アウトドア向けスマートウォッチ“PRO TREK Smart(プロトレックスマート)”の新製品として、心拍計測機能によりランニングやトレイルランニング、サイクリングなどでのペース管理や効率的・効果的なトレーニングに活用できる「WSD‐F21HR」が発表された。発売は9月13日。
「WSD‐F21HR」は、新たに心拍計測機能を搭載。加速度センサーが体の動きを検出すると、自動で心拍計測画面に切り替わる仕組み。計測された心拍情報は5段階の心拍ゾーンで表示され、運動の負荷を視覚的に把握することができる。ランニングやサイクリングでは、心拍を意識して走ることもあるから、実用性は高いだろう。
画面に表示できる項目は心拍数、タイム、ペース、距離、エネルギー消費量、気圧、高度推移グラフ、現在時刻、電池残量など。この中からユーザーが3つ(上段/中段/下段)を本体の操作だけでカスタマイズして表示させることができる。組み合わせは最大4パターンまで登録でき、アクティビティ中に切り替えることで必要な計測データをスムーズに確認できるのだ。数字によってトレーニングを管理できるので、成果やコンディションを把握するのに大いに役立つ。
こうしたデバイスは運動上級者向けであることは間違いない。しかし、スポーツを生活に取り入れたばかりの初心者こそ、活用してほしいアイテムでもある。自らのトレーニングを数値で測定することで、その成果や課題を明確に把握することができるからだ。成長の実感や課題の設定は次のトレーニングに向かう最高のモチベーションとなる。
text:PPRRSIDENT STYLE