今回、ピックしたのは、スポーツアイテム然としたルックスではなく、高級ファッションブランドが手掛けるボストンバッグ。ゴルフ専業ブランドでギアを揃えるのも悪くないが、あえてラグジュアリーでファッショナブルなものを選ぶことでラウンド前にアドバンテージを稼ぐことができそうだ。ぜひ、余裕を持ってラウンドを回るために参考にしてほしい。

英国王室ご用達「コノリー」でゴルファーの格を上げる

数々の傑作バッグを手掛けてきた「コノリー」のなかでも定番人気を誇るのが、この「シーバッグ」。その名のとおり、ヨットなどトランクスペースが限定的な乗り物での旅行用に考案されたバッグだ。……続きを読む

遊び心を取り入れた「ダンヒル」で差をつける

ダンヒル」のロゴが大きくあしらわれたバッグは、かつて同ブランドの顧客だったセレブリティに由来する。アメリカを代表する伝説的エンターテイナーのフランク・シナトラを撮影した1970年のフォトに、印象的な「ダンヒル」のペーパーバッグ(買い物袋)が写り込んでいたのだ。……続きを読む

フランスの名門。職人仕立ての「モロー・パリ」

ブランドのアイコンである柳編みを緻密なジャカード織りで表現したボストンバッグ。直方体のボディは安定感に優れており、支えることなく大きな荷物を出し入れしやすいフォルムだ。ステッチには二重の太糸を採用し丁寧な手縫いにて本体を縫い上げるなど、フランス伝統のバッグ作りを生かした製法を貫いている。……続きを読む

耳目集める「スマイソン」の個性派ボストン

中東のキリム(絨毯)は民族調の織り柄が目を引く、ウールやコットンを主原料とする厚地素材。今季スマイソンでは、そんなキリムにヒントを得てイタリアにて織らせた独自のテキスタイルをバッグに採用。エキゾティックな色柄に加えブランドの頭文字である「S」をモチーフとするモノグラムパターンを取り混ぜており、温かみと個性を強く感じさせる仕上がりだ。……続きを読む

「ゴヤール」のホワイトでクリーンな印象を演出

世界を飛び回るジェットセッターにも使い勝手の良いような形を持つ「ボーイング」は、同ブランド伝統となるゴヤールディンキャンバスとレザーをコンビ使いした機能的なボストンバッグだ。本体上部のジップ式開口部は端から端まで大きく開くため、荷物の出し入れが容易に行いやすい構造。また、ゴヤールディンキャンバスはレザー等に比べ、軽量で丈夫。……続きを読む

styling:Mariko Kawada
edit & text:Zeroyon Lab.
photograph:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)